SNS戦略

LINE集客がアツい…!LINE公式アカウント活用のメリット・コツ

LINEは、今や日本人の約70%が利用しているメッセージツールです。そんなLINEを活用した集客は、熱い注目を集めている集客方法です。そんな「LINE集客」に効果的なのが、LINE公式アカウントの活用です。

具体的には、LINE公式アカウントを解説するとどのような集客の上でのメリットがあるのでしょうか。さらに集客を伸ばすコツや注意点も合わせて解説していきます。

集客ツールとして使える!「LINE公式アカウント」

「LINE公式アカウント」とは、ビジネス用のLINEアカウントのことです。LINEの公式アカウントを取得することで、企業や店舗は一部消費者へメッセージを送ることが可能になります。

ここでは、そんなLINE公式アカウントを利用して集客を図ることを「LINE集客」と呼び、そのメリットや集客のコツ、注意点などをお話していきます。

LINE公式アカウントによるLINE集客のメリット

具体的に、LINE公式アカウントによるLINE集客にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

①ユーザー数の多さ・年齢層の広さ

「LINE Business Guide」によると、2022年7月~9月期におけるLINEのアクティブユーザーは9200万人以上を突破しています。これは、日本国民の約70%が利用していることになります。男女比は、男性44.4%、女性55.6%とやや女性が多く、年代は10代から60代以上をまんべんなく含んでいます。

このような圧倒的なアクティブユーザーに対して情報を発信できる可能性があるのは、大きなビジネスチャンスでしょう。

②メールよりも高い開封率

集客方法はLINE以外にも、DMはがきや封書、メールマガジンなどがあります。ところが受け取った顧客は、封を開ける、圧着はがきを開くといったひと手間が加わると面倒になりそのまま捨てられることも多々あるのです。

メールマガジンも、新しいメールが届くたびに画面の下部に埋もれてしまいます。そのためか、メールマガジンの開封率は約20%だとも言われています。

一方でLINEのメッセージなら、開封されない限り「未読」のマークがつきます。また、LINE公式アカウントには迷惑フォルダがなく、開封率は60%にもなります。

③登録しやすい

メールマガジンの登録には、メールアドレスの入力が必須でどうしても面倒です。ところがLINE公式アカウントの場合は、「友だち追加」ボタンを押して「追加」ボタンを押すという2ステップで登録が完了します。

登録へのハードルが低いLINEは、企業からのメッセージを目にしてもらえる機会が多く、それが集客にもつながると考えられるのです。

④リアルタイムの発信・一斉送信が簡単

LINEメッセージは、メールマガジン同様に友だち登録した人全員に一斉送信が可能です。また、LINEなら数行の短いメッセージでOKなので、事前準備がいらず、リアルタイムの発信が可能です。

⑤登録者の情報を分析できる

LINE公式アカウントには、分析機能があります。友だちの追加数やブロック数、ターゲットリーチ(友達数-ブロック数)の性別・年齢・地域といった属性情報、ユーザーが友だち追加した経路、すでに配信したメッセージの統計情報などが確認できるのです。

一方的に発信しているだけでなく、受け取る側の情報について分析することで効率よく集客の手立てを考えることができるようになります。

⑥リーズナブルに運営できる

顧客に送るDMは、1通当たり郵送料がかかります。一方でLINE公式アカウントは、無料で登録できます。さらに、1ヶ月のメッセージ送信数が1000通以内なら利用料金もかかりません。それ以上のメッセージを送りたい場合でも、各種プランが用意されていてDMに比べてかなりリーズナブルに済ませることが可能です。

LINE集客のコツ

メリットがたくさんあるLINE集客ですが、コツをつかめばさらに効果的な集客を望めます。

①友だちを積極的に増やす!

多くのユーザーに情報を届けるためには、まずはとにかく、友だちを増やさないことには始まりません。そのためには、実店舗にPOPやチラシを掲示してみましょう。QRコードを添付してあれば、より簡単に友だち追加に導けます。

ホームページや他のSNSにも、LINEの友だち追加のリンクを掲載できます。リンクに飛ぶだけで友だち追加が完了します。

友だち追加のキャンペーンを実施するのもいいでしょう。友だち追加することでもらえるクーポンを用意して、お得感を打ち出せば、効率よく友だちが増やせます。

②ターゲットを分析した上でメッセージを送る!

やみくもに一斉メッセージを送っていても、受け取る側にしてみればメッセージが多くて開く気が失せてしまうことも考えられます。そんな時に便利な機能があります。ターゲットごとに異なるメッセージを配信できる機能です。「年代」「性別」「居住エリア(都道府県)」「利用OS」「友だち追加してからの日数」などの属性を選択して、メッセージを送ることができるのです。

具体的には「〇〇県に住む人」「友だち追加して1年以上が経過しているユーザー」というようにターゲットを絞ってメッセージが送れます。メッセージ配信の料金を抑えつつ、メッセージの目的に合ったターゲットを絞る効果も期待できます。

③メッセージ配信以外の機能も使いこなす!

LINE公式アカウントの機能は、メッセージ配信機能や分析機能だけではありません。ユーザーに「いいね!」してもらうことで拡散される「タイムライン投稿」の機能もあります。「ショップカード」や「クーポン」の機能はどちらも販売促進に役立ちます。

トーク画面下部にバナーやメニューを表示できる「リッチメニュー」機能を使えば、高いクリック率が望めます。ユーザーと個別のやり取りができる「LINEチャット」や「LINEコール」、「応答メッセージ」などの機能は、商品についての問い合わせなどに使えます。「リサーチ」機能でLINE上にてユーザーからアンケートを取れば、直接的にユーザーの意見や嗜好などの情報が集められます。

このようにさまざまな機能が、なんと「基本機能」として利用できるのです。使いこなさない手はありません。

LINE集客の注意点

LINE集客のメリットやコツについてお話してきましたが、注意点もあります。メリットやコツとともにLINE公式アカウントの注意点を知っておくことも必要です。

友だちが増えると有料になる

友だちを増やすことがLINE集客における最大の目標だと言えます。ただし1か月1000通以上のメッセージ配信は有料になってしまい、思わぬコストがかかってしまうことになります。配信する属性を絞ったり、必要なメッセージ配信数を事前に考えておいたりと計画的に利用すればコストを抑えられます。

効果が出ているか検証する

LINE公式アカウントによるアプローチは、定期的に効果があったか検証しましょう。具体的には、友達追加された数やブロックされた数、タイムラインのいいね!数などです。分析したら、結果を参考にしてよりユーザーの興味・関心を引く投稿を目指しましょう。

LINE公式アカウントをブロックする人の割合は20~30%だそうです。ただし、ブロックされたからといって悪いことばかりではありません。クーポンだけ欲しい、キャンペーンの情報だけ見たいというニーズも一定数あります。興味をもってもらえているとプラスにとらえましょう。

禁止されている行為を知る

LINE公式アカウントには、「禁止行為」が定められています。「法令違反」や「公序良俗に反する行為」「暴力的・わいせつ目的といった不適切な投稿」などは、企業として当たり前の内容かもしれません。ところがLINE社の権利物である「LINE」のロゴの取り扱いとなると、悪気なく禁止行為をしてしまう恐れがあります。

LINEのロゴを使えば集客力アップが見込めますが、ロゴの使用はガイドラインで決められているのです。ロゴを大きく拡大して使ったり、店のロゴの一部に使ったりすることはガイドライン違反です。ガイドラインをよく確認してから使用するようにしましょう。

まとめ

日本人にとって最も身近なコミュニケーションツールと言えるのが、LINEです。そのLINEを使ったLINE集客は、DMやメールマガジンなど他の集客方法と比較しても企業とユーザーを効率よく結びつけることが叶います。クーポン機能やタイムライン機能など、基本的な機能も充実しています。

注意点も加味した上で、ぜひLINE公式アカウントを積極的に活用してLINE集客に挑戦してみましょう。

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