SNSが普及したことで、企業の集客方法は多岐にわたっています。なかでもビジネスリスティングの運用のために、Googleビジネスプロフィール登録をしている企業は多くあります。Google内で利用ユーザーの口コミが増えることで、情報の幅も広がるのです。
インターネットを利用して売上拡大を目指す企業にとっては。必須といえるでしょう。今回はビジネスリスティングに関して登録方法や活用方法、またMEO対策について解説します。
まずはビジネスリスティングを知ろう!
ビジネスリスティングとは、店舗や企業名・地名や知りたいものを検索したときに、Googleマップに掲載されるビジネス情報のことです。たとえば友人と表参道でランチをしたい方は「表参道 ランチ」と、検索するとおすすめの店舗情報が掲載されます。
この店舗情報を掲載するには、店舗側はGoogleビジネスプロフィール登録をすることで、無料でGoogle検索上に店舗情報が掲載される仕組みになっています。また登録をしたうえでMEO対策をすることで、より店舗の知名度アップや売上拡大にもつながるのです。
Googleビジネスプロフィールの活用方法は?
それではGoogleビジネスプロフィール登録をすることで、どのようなことができるのでしょうか。また効率よく活用する方法について、ご紹介します。
店舗・企業情報や写真・動画の掲載
ホームページを作成しなくても、Googleビジネスプロフィールに情報を入力するだけで、見込み客の集客につながります。また店舗・企業内外の写真や360度のストリートビューなどの動画を掲載することで、より店舗へのイメージが沸くでしょう。
情報数は多い方がよく、基本的にユーザーはページ移動を嫌う傾向があります。自社ホームページに誘導するのはNGです。ページ内ですべての情報が把握できることで、集客につながります。
さらに写真や動画を掲載している企業は、掲載していない企業と比べると、クリック率が35%もアップするといわれています。売上拡大のためにも、写真や動画は最新の情報を、随時掲載するようにしましょう。
メニューやサービスの掲載
販売しているメニューやサービスの内容も、掲載されます。アルコールやソフトドリンクなど、種類を分けて掲載することで、ユーザーにわかりやすくなるでしょう。
またQ&Aのような質問と回答も掲載されるので、サービス内容で知りたい情報がある方にとっても、有益になる機能です。質問が入力されると企業側にお知らせ通知が届くので、リアルタイムで回答することで、より顧客に安心感を与えられます。
クーポンやイベント情報の掲載
配布しているクーポン情報やイベント情報、期間限定で開催する情報も掲載可能です。
また開催日時や終了日時などの詳細も登録可能です。タイムセールなどの急に実施するピンポイントイベントを、広く周知させる方法としてうまく活用するとよいでしょう。
口コミを使用した顧客とのふれあい
Googleビジネスプロフィールには、ユーザー自身が口コミ投稿をできる機能があります。実際に利用した顧客の、リアルな意見が掲載されます。
口コミ投稿機能を活かすためには、顧客からの意見や質問だけではなくクレームなどに対しても、丁寧にレスポンスをしていくことが大切です。利用してくれた顧客だけではなく、見込み顧客からの信頼を得られるでしょう。
アクセス解析
アクセス解析機能では、店舗や企業のプロフィールをどれだけ閲覧されたかを確認します。分析内容としては、主に「企業名や店舗名」「商品やカテゴリー名」「ブランド名」「合計検索回数」などの、検索数が解析可能です。
他にもユーザーがどのようなキーワード検索をしたのか、経由を含めた解析も活用することで、Googleビジネスプロフィールの改善がしやすくなります。
登録方法は?手順をご紹介!
それでは実際に、登録をするにはどうしたらよいのでしょうか。まずGoogleマップに店舗や企業の登録の有無を確認します。自身が登録していなくても、ユーザーがすでに登録している場合もあります。
Googleマップへの登録の有無により方法が変わるため、それぞれご紹介していきましょう。
Googleマップに店舗情報がありの場合
Googleマップに店舗や企業情報がすでにある場合は、まずGoogleアカウントを取得しログインします。そして店舗・企業を検索し「このビジネスのオーナーですか?」をクリックし、利用規約に同意しましょう。任意の方法でコードを取得して入力することで、登録完了となります。
登録が完了すると、オーナー自身が情報管理可能になります。
Googleマップに店舗情報が無しの場合
店舗や企業情報がGoogleマップにない場合は、ある場合と同様にGoogleアカウントを取得してログインしましょう。そして利用開始ボタンをクリックした後、必要事項を入力します。
必要事項で入力可能な項目は「サービスの提供地域」「ビジネス紹介文」や、また「写真」「営業時間」「広告導入の有無」の5項目です。入力後は、任意の方法でコードを取得し、取得したコードを入力することで登録完了となります。
Googleビジネスプロフィールのビジネスリスティングで注意することは?
Googleビジネスプロフィールでビジネスリスティングを利用するとき、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。大きく分けてふたつの注意点がありますので、ご紹介します。
店舗・企業名を正しく入力すること
基本的なことではありますが、店舗・企業名を入力するときは正式名称で入力してください。名前が1文字でも違っていると、Googleに別の組織であると認識されてしまいます。ビジネスリスティングの効果にも悪影響となりますので、注意しましょう。
また自社ホームページや他サイトに掲載している名称と、すべてを一致させることが大切です。
本人や関係者らの口コミはNG!
オーナー自身や関係者が口コミ掲載するのは厳禁です。高い評価の口コミを集めるための、自作自演になります。万一自作自演の口コミで違反とされた場合は、ペナルティを課せられ、検索結果が大幅に下がってしまいます。決して違反しないようにしましょう。
そのほか口コミをしてくれたユーザーに対して対価を支払う行為や、5つ星を強要することも違反になりますので、注意が必要です。
MEO対策とは?
MEO対策とは、Googleマップ上での検索順位を上げるための対策です。ビジネスリスティングでMEO対策をすることは非常に大切となります。多くの店舗・企業ではSEOならしていても、MEO対策をしていません。そこでMEO対策の具体的な方法についてご紹介します。
関連性×距離×知名度がポイント!
MEO対策には関連性・距離・知名度が、ポイントとなります。とくに自身でコントロールしやすいのが、関連性と知名度です。
関連性とは、検索キーワードと自社ビジネスの関連度合いのことです。自社ビジネスプロフィールで関連するキーワードを入れて、同業他社のキーワードをキーワードプランナーで調べて、ビジネス情報に入れていくとよいでしょう。
また知名度を上げるにはInstagramやFacebook、食べログなどのサイトやブログでいかに紹介されているかが向上につながります。
インサイトを活用
アクセス解析機能であるインサイドを上手に活用することで、売上拡大につなげられます。インサイドはユーザーの検索方法や経由を知るだけではなく、検索したあとにどのようなアクションを起こしたかの結果を確認可能です。
さまざまな分析機能を確認しながら登録情報を改善することで、効率的に顧客の獲得や売上拡大が実現します。
まとめ
ビジネスリスティングの基本や売上拡大のためのGoogleビジネスプロフィールの活用と、MEO対策について解説しました。ビジネスリスティングは、Googleを介して多くのユーザーに店舗・企業の情報を知ってもらえる、効率的な手段です。
マーケティングの手助けをしてくれるアクセス解析などの機能もあり、上手に活用することで集客アップにつながります。さらにSEOだけではなくMEO対策も同時にすることで、クリック数やホームページへの流入が見込めます。また予約数が増加するなどの変化がでてきたら、よい運用をしていることになるでしょう。ぜひとも活用方法や注意点などを意識して、運用をしてみてください。