口コミマーケティングとは？具体例やメリット・注意点などを徹底解説！

商品やサービスを企業が消費者へアピールするために、様々なマーケティングが施されています。その中でも口コミマーケティングは、認知度や集客数をアップさせるために効果的な手法です。

しかし、口コミマーケティングとは具体的にどのような方法なのか、よくわからない方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事では、口コミマーケティングについて説明し、メリットや注意点などを詳しく解説していきます。

口コミマーケティングとは？

通常行われるマーケティングは、企業が主体となりCM広告やチラシ、DMやイベントを開催して、幅広い消費者に商品やサービスの魅力を伝えます。

一方、口コミマーケティングの場合は、顧客や消費者が主体となって発信するスタイルで、人から人へと連鎖しながら情報や魅力を伝えていきます。そうして、認知度やブランドイメージアップを図りながら、購買につなげる手法として活用されているのです。

広告を見てすぐ購入する方もいるかもしれませんが、消費者の声を知ることで購入を決意するケースもあります。このように口コミがきっかけとなり、購買行動を引き起こすような事例が増えているのです。

口コミマーケティングのメリット

口コミマーケティングの消費者に与える影響は、どのようなものがあるのでしょうか。口コミマーケティングのメリットをいくつか紹介します。

・購買の背中を押してくれる
・商品を知らない人たちへ周知してくれる
・情報を拡散させる好循環を生む

購入を検討している人にとって、消費者の口コミは信頼性が高く、受け入れやすい傾向があります。また、有名人や好きなタレントなどが、ブログやSNSで口コミしている場合は特に、購買の背中を押してくれる決め手になるケースが多いです。このように、口コミは客観的な意見を述べながらも、強い販促効果を促す要素なのです。

また口コミは、多様なチャンネルを活用しながら、それぞれのルートで拡散されます。対面やSNSでの口コミはもちろん、個人ブログや口コミ専門サイトからなど、様々なチャンネルからアプローチできるからです。そのため、今まで商品を知らせることができなかった客層にも、周知させることができるようになり、新たな顧客を生み出せます。

口コミマーケティングなら、消費者が情報を拡散することで、次の新たな顧客を呼び込めます。そうして、新たな消費者となって、同じように口コミを拡散していくことで、どんどん情報を浸透させていけるのです。費用対効果が高く、低コストで顧客を集めることもできるため、好循環を生みやすいのもメリットです。

口コミマーケティングの注意点

メリットの多い口コミマーケティングですが、行う際にはいくつかの注意点もあります。

・口コミを悪用するステルスマーケティングを行わない
・企業が無理に口コミ内容を押し付けない
・口コミを二次活用するならユーザーの許可が必要
・法律に違反しないか注意を怠らない

ステルスマーケティングとは、情報を見た人をだますよう、消費者になりすまして口コミをする行為のことを言います。第三者的な立場を偽装するのはもちろん、企業から金品を提供してもらう代わりに、特定の商品などを宣伝するのは問題です。このような手法を行わないように注意しなければ、情報を見た人に反感を抱かせてしまう原因になりかねないのです。

また口コミでは利用者のリアルな声を消費者に届けることで、信頼性を築くことができます。しかし、口コミ内容を企業が無理に言わせることは、企業イメージを損なうだけではなく、期待するマーケティン効果を得られません。うわべだけの口コミは、消費者に見抜かれてしまうため、無理に口コミ内容を押し付けないようにしましょう。

また企業が、消費者の口コミを自社のホームページやECサイトなどのレビューとして二次活用するならば、ユーザーからの許諾が必要になります。無断で使用してトラブルを招かないよう、個別にコンタクトを取り許可を得てから掲載しましょう。

日本の法律には薬機法や著作権・肖像権などがあり、口コミがこれらに抵触するものなのか注意しなければなりません。「こんな有効性がある」など、誇大広告として宣伝することは薬機法に引っかかってしまいます。法律に違反する口コミを掲載してしまえば、深刻な事態になってしまうことになるでしょう。

口コミマーケティングの種類と具体例

口コミマーケティングでは、どのようなアプローチ方法があるのでしょうか。ここでは、種類と具体例を紹介します。

SNSにおけるキャンペーン

拡散性が高く、視覚的にもアプローチしやすいTwitterやインスタなどを活用してキャンペーンを行い、口コミの投稿や拡散を促す方法です。また、同時にフォロワーを獲得する効果も期待できるため、SNS上でさらに口コミ情報を浸透させることもできるのです。

「お友達紹介キャンペーン」「プレゼントキャンペーン」など、消費者にとってお得に感じさせるキャンペーンを効果的に実施することで、さらなる顧客を獲得することが期待できるのです。

モニター施策

商品をモニターしてもらい、感想や口コミをフィードバックしてもらう方法もあります。特定のモニター募集サービスを利用する、SNSを活用して募集をかけ、商品について確実に口コミを得ることができるのです。必要な口コミを得るだけでなく、モニターは消費者としての口コミをさらに拡散してくれるため、浸透させたい情報を効率よく発信することができるでしょう

インフルエンサー施策

個人が情報を拡散しても効果は限定的になりますが、インフルエンサーを活用することで、より多くの消費者に商品や企業の魅力を伝えるこができます。SNSなどで多くのユーザーから支持されているインフルエンサーに依頼して、商品を紹介してもらうことで、ファン層に商品の魅力を浸透させる効果が期待できるのです。また無料で商品やサービスを提供し、モニターとして情報を広めてもらうことで、さらに多くの集客が見込めるでしょう。

カスタマーレビュー

口コミを自社のLPサイトやECサイトなどに、カスタマーレビューとして二次活用することで、さらなる集客アップ効果が期待できます。自社サイトの商品ぺージに口コミを用いることで、消費者目線の知りたい情報や魅力を伝えられるため、信頼性がアップして、強い販促効果を生み出せるのです。

まとめ

口コミマーケティングは、現代のデジタル社会にマッチする販促方法とも言えるでしょう。口コミには良い悪いと様々な表現をされるリスクがありますが、きちんと注意点を理解して取り組むことで、費用対効果の高いマーケティングができるはずです。ぜひ記事を参考に口コミを活用しながら、集客や売上アップにつなげてみてはいかがでしょうか。