SNS戦略

SNSマーケティングに必要な「KPI・KGI」設定

SNSマーケティングを駆使して、何とか売上や集客につなげたいと日々対策を練っているマーケティング担当者も多いのではないでしょうか。今やマーケティングに欠かせないSNS運用は、ただ導入すれば結果が出るとは限りません。成功させるためには「KPI」と「KGI」の設定は必要不可欠とも言えるでしょう。

そこで今回の記事では、SNSマーケティングを成功に導くために必要なKPIとKGIについて詳しく解説します。

KGIとKPIとは

SNSマーケティングを行う上で、大切なキーワードと言えるのが「KGI」と「KPI」です。聞いたことがない方もいるかもしれませんが、SNSを運用する上で欠かせないため、しっかりと理解して取り組むことが大切になります。ここでは、初心者の方でもわかりやすいように説明していきましょう。

KGIとはSNS運用の最終ゴール

SNSマーケティングを行うならば、SNSを運用する目的を明確にする必要があります。何をどんな目的でSNSを運用するのかをはっきりと具体化させないでマーケティングを行っても、「方向性を見失う」「効果的な運用ができない」「ただ取り組んでいる」など、思うような結果を得ることが難しいからです。そこで、SNS運用を成功へと導くためには、最終目的のゴールを設定しましょう。

たとえば、自社の「認知度」「売上」などのアップを目的にするなら、漠然と設定するのではなく、商品やサービスの課題などに合わせて設定すると良いでしょう。若年層の認知度の低さや売上低迷が課題なら、最終ゴールは「若年層の売上げアップ」になるでしょう。また、具体的に数値化することでさらに取り組みが明確に判断できるため、できれば詳しく「20%アップさせる」など設定するのがベストです。

KPIは最終目的を達成するための目標

KPIとは、最終目的である「KGI」をどのくらい達成したかを表す指標です。言わば最終目的までの中間指標を表しており、SNSを運用する上で、取り組んでいる手応えを把握することができます。この指標があることで、定期的に状況をチェックし、効率的なマーケティングを行えるでしょう。

KGIの設定によってKPIは変化し、進歩状況を知る上でも、欠かせない指標になります。「いいね」や「オリジナルハッシュタグの数」、「フォロワー数」など、最終ゴールに応じてKPIを設定して数値化することで、状況を判断できる材料として扱うことができるのです。

【SNS別】それぞれ適したKPIの指標と設定ポイントについて

KPIの指標は、SNSに適したものを設定することが大切になります。ここでは、知名度の高いSNSに用いられるKPI指標の設定とポイントについて紹介しましょう。

InstagramでのKPI指標

画像に特化したSNSのInstagramは、視覚的なアプローチに効果的な商品やサービスに効果を発揮します。企業用のアカウントの「ビジネスプロフィールを開設して運用を行うと、どれくらい効果があるのか測定できる「インサイト」と呼ばれるツールを使用できるのです。よく用いられている指標に、アカウントがどれくらい成長しているか測定できる「フォロワー数」、フォロワーの居住地や性別、年齢などを計れる「フォロワー属性」があります。

また、投稿を閲覧したユニークアカウント数の「リーチ数」、投稿が何回表示されたかわかる「インプレッション数」も指標として用いられているのです。「いいね」や「コメントをつけたアカウント数」は、運用に重要な「エンゲージメント数」に該当し、これらの数値も目標の設定に必要になります。

Instagramの特徴である「おしゃれな写真」「楽しそうな動画」は、多くの人に支持されやすい傾向があるため、画像や動画のクオリティを意識した投稿を行うことが、KPI達成に必要です。

投稿の検索を「ハッシュタグ」を活用して行うユーザーが多いため、効果的にタグ付けをして投稿していくと良いでしょう。また、フォロワー数がなかなか増えないケースでは、ビジネスプロフィールを運用しているならば、オフライン時はQRコードをチラシやWebサイト内にリンクボタンを設置するなどして、対策をとるのもおすすめです。

TwitterでのKPI指標

140文字の短い文章を匿名で投稿できるSNSのTwitterでは、マーケティングをする場合、「Twitterアナリティクス」という効果の測定ができる機能があります。

Twitterでよく用いられるKPI指標は、Instagramと同じようにアカウントの成長を検証するためにも、「フォロワー数」は重要な指標です。さらに、「フォロー」「いいね」「リツイート」「リプライ」「リンククリック」の数を投稿の表示回数で割った「エンゲージメント率」も指標として必要になります。

Twitterの場合では、「オーディエンスデータ」というターゲティングが上手くいっているのかを確認するための指標も確認することができ、KPI指標に用いているのです。また、KPI指標を設定する上で、Twitterの特徴の「拡散力」を活かした投稿内容を意識してみましょう。そうすることで、「リツイート」や「いいね」、「リプライ」の多数獲得も有効になります。

さらに動画の投稿も可能なため、面白い、ユニークな動画などは多くの人からのエンゲージメントを集める傾向があるのです。

FacebookでのKPI指標

Facebookでは、「インサイト」と呼ばれる分析機能を利用することが可能です。「ページの管理者」「編集者」「デモレーター」「広告管理者」「アナリスト」の権限を持っていることが条件になります。Facebookで主流なKPI指標は、アカウントの成長を測る指標として「いいね」の数、各投稿を閲覧したユーザー数の「リーチ数」です。

InstagramやTwitterと同様に各投稿の「エンゲージメント率」、ターゲティングが適切に行われているのかを測る指標として「いいね」をしている「ユーザーの属性」もあります。Facebookのページに投稿されている記事は、すべてがタイムラインに表示されるとは限りません。タイムラインの上位表示されるためには、ユーザーと親和性が高いかどうかによって決まります。

そのため、投稿するコンテンツ内容の質を高め、「リーチ」を獲得するための工夫が必要です。また、「いいね」や「コメント」を促すようなコンテンツ内容は、結果として上位表示されないため、良い反応を得られるような投稿をしましょう。

KGIとKPIの効果を測定する方法

目的目標を設定しても、きちんと効果を測定しなければ、運用が上手くいっているのかわかりません。ここでは、それぞれの効果の測定方法について簡単に紹介します。

消費者や顧客に評価してもらう

KGIの効果を測定するならば、最終ゴールの設定を行ってから半年は期間を置いてからにしましょう。測定方法は、消費者や顧客に対してアンケートを実施し、自社への好感度や認知度をはじめ、購入頻度などをヒアリングします。そうすることで、どれくらいSNSマーケティングの効果が浸透しているかが見え、達成ができたかがわかるでしょう。

KPIは月に1度は効果を測定する

KGIとは異なり、KPIの場合は定期的に効果を測定して、データ分析を行う必要があります。上記でも紹介したSNSに用いられているKPI指標を、各SNSで測定することが可能です。データを収集し、どのくらい反響があるか、アクセス数が増えたかなど、分析を行いその情報を活用することで、ムダのないマーケティングができます。

まとめ

SNS運用を自社のマーケティングに取り入れるならば、最終目的が叶うSNSを選び、その目的を達成するための目標指数のKPIを設定することが大切です。他の会社がやっているから何となくではなく、自社の達成したい目的を明確にして、KPIの本質を理解した上で設定を行いましょう。ぜひ今回の記事を参考に、SNSマーケティングを効果的に行ってみてください。

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