SNS戦略

企業の公式LINEアカウント〜メリット7つ&注意点3つ〜

国内の月間アクティブユーザー数が9200万人のLINEは、ビジネス向けの機能も揃っていることから、企業も顧客とのコミュニケーションに役立てられます。顧客との信頼関係構築や、メッセージの拡散などに非常に有用です。

一方でブロックされてしまう可能性や、顧客にとってのメリットの想定など、注意点もあります。今回はSNS集客を成功させたい事業者のために、企業公式LINEのメリット7つと注意点3つをまとめました。こちらを読めば、ビジネスにLINEをうまく活用できるでしょう!

企業が公式LINEを使うメリット7つ

企業が公式LINEを使うメリットを紹介します。巨大プラットフォームを味方につけられることや、顧客との信頼関係構築など7つです。詳細を以下で見ていきましょう。

①巨大プラットフォームを味方につけられる

最初のメリットは、巨大プラットフォームであるLINEを味方につけられることです。LINEはユーザー数が国内最大規模です。現代人なら誰もが使っているでしょう。今やLINEは現代社会に欠かせないツールになりました。

このような背景から、若年層以外もLINEを使っています。若者以外をターゲットにしている事業者も活用しやすいでしょう。以上からLINEユーザーを狙ったマーケティングが、成功を果たす可能性もあります。

②顧客との信頼関係構築の場になる

次のメリットは、顧客との信頼関係を作りやすいことです。企業公式LINEのおかげで、顧客と1対1の交流ができます。そこから一人ひとりのニーズを知っていけば、業績向上のヒントをつかめるでしょう。

同じ商品でも、ほしい人によって理由が違います。たとえば掃除機ひとつでも、ゴミの吸い込みやすさを求める人もいれば、充電性能の高さに注目する人もいるのです。このようにニーズの違いをとらえてください。個別の顧客の気持ちに寄り添うことが、信頼性獲得のカギです。

③生活習慣に入りやすい

3つ目のメリットは、生活習慣に入りやすいことです。LINEを毎日使うユーザーなら、企業からのメッセージを受け取りやすいといえます。

事業者はユーザーのターゲットを決め、彼らの興味を引くメッセージを送りましょう。内容が面白いと思ったユーザーを、自社サイトや店舗に呼び寄せられるかもしれません。

メッセージ拡散を通して、人々の生活習慣に入り込んでみましょう。積極的な発信が、たくさんの顧客を呼び寄せる可能性があります。

④顧客一人ひとりに寄り添った接客もできる

顧客一人ひとりに合わせた接客も、企業公式LINEのメリットです。顧客全員に同じメッセージを伝えるだけでは、興味を引けないかもしれません。顧客によって、商品を買いたい理由が違うからです。

そこで重要なのが、友だち機能になります。顧客には、企業公式LINEアカウントを友だち登録してもらいましょう。彼らとの個別コミュニケーションを通し、悩みや要望を聞き出すのです。顧客の意見に合わせた商品提供で、売買契約に取りつけられます。

友だちになった顧客一人ひとりに合わせた情報提供が、売上アップにつながるのです。

⑤メールよりも情報を伝えやすい

企業公式LINEの次のメリットは、情報の届けやすさです。LINEはブロックを受けていなければ、事業者が送ったメッセージが確実に届きます。

ユーザーもスマートフォンで、LINEからの通知アラートを設定することがあります。アラートによって企業からのメッセージ到達を知らせてもらえるのです。

以上からLINEは開封率の高さが想定されます。この性質を活かし、たくさんの顧客にメッセージを届けてみましょう。

⑥集客や販促にも役立つ

LINEのメリットとして、集客や販促につながる機能も挙げられます。LINEからのメッセージをきっかけに、ネットショップや店舗にアクセスする人がいるからです。集客や販促につながる主な機能は、以下になります。

・抽選
・クーポン
・アンケート
・ショップカード
・配信効果の分析

たとえば抽選やクーポンによって、お得感を覚えたユーザーからのアクセスを増やせます。配信効果の分析では、友だち登録数などからリアクションをチェックできるのです。この結果をもとに、適切な運用方法を決められるでしょう。集客や販促のためには、LINE特有の機能を使いこなしてください。

⑦ほとんどの機能を無料で利用可能

LINEでは、ほとんどの機能を無料で使えます。無料と有料の違いは、メッセージ配信数や追加メッセージ料金の違いです。機能自体はどのようなプランでも使えます。

LINEで使える機能は、友だち属性表示、動画・音声メッセージ、クーポン、ショップカード、1:1トークなどです。どれも集客や営業などのため、使い方を工夫できます。以上から無料で使える機能は、積極的に使いつくしましょう。

LINE公式アカウント運用時の注意点3つ

ここではLINE公式アカウントを使うときの注意点を解説します。友だちづくりに苦労する企業もあるので、たくさん取り込む戦略を考えましょう。また運用方法によっては、ユーザーからのブロックが増えるかもしれません。

またLINE利用時も、メインの客層を想定してから使わないと、うまく集客できない可能性があります。ここではLINE活用時の3つの注意点をまとめました。

①友だちづくりに苦労するアカウントもある

企業公式LINEは、友だちを増やさなければ役に立ちません。友だち追加を受けられないと、投稿を日常的に見てくれる人も少ないでしょう。

そこで大切なのは、投稿の拡散です。更新頻度を高めたり、ターゲットを明確にした情報配信をしたりすることなどを心がけてください。またホームページやSNSに、LINE公式アカウントを積極的に載せましょう。積極的な活動が、たくさんの友だちを作るきっかけです。

②ブロックを受ける可能性がある

LINE公式アカウントを使っていると、ブロックする友だちが出るかもしれません。ブロックをした相手アカウントには、事業者からのメッセージが届きません。

たとえば企業のホームページやブログ、SNSなどが炎上すると、多数のブロックが出るでしょう。不祥事や不適切表現、不誠実な対応によって炎上のおそれがあります。以上を避けながら、有益な情報を日々配信していきましょう。

企業の信頼性を守るためにも、ブロックはなるべく少ない方が得です。

③LINE利用時もユーザーのメリットを想定しよう

LINEを使っているときも、ユーザーのメリットを考えてください。ユーザーが事業者のLINEアカウントを登録することで、どんな恩恵が生まれるかを想定してください。ユーザーにとってメリットがなければ、その事業者は相手にしないでしょう。

たとえば20代女性向けのアクセサリーを売るとします。ここでは彼女たちがアクセサリーを買うメリットだけでなく、自社利用で受けられる利益を考えてください。

たとえば20代女性にとって、アクセサリーによるおしゃれ効果や、ファッションに関する悩みの解決法をLINEで届けてみましょう。読者にとって情報が有益とわかれば、友だち登録増加の可能性があります。このようにユーザーの気持ちを考えながら、LINE運用を進めてください。

まとめ

集客や販促のため、企業が公式LINEを使うケースがあります。活用すれば顧客一人ひとりに合わせたコミュニケーションを取れます。LINEには、集客や販促に役立つ機能が特徴です。こちらも積極的に使いましょう。

ただしメイン顧客のタイプを絞らないと、うまく集客できません。ほかにも炎上などでイメージダウンしないように注意です。余分なリスクを避けながら、特定ユーザーに有益な情報を届けてください。このような努力の積み重ねが、集客成功につながります。

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