SNS戦略

【今更聞けない…】公式LINEやってない企業はヤバい?メリット徹底解説!

TwitterやInstagram、Facebookなど、企業がさまざまなSNSを運用するのはもはや当たり前になっています。ところが約30万もの企業が、それらに加えて「公式LINE」を始めているのはご存知でしょうか。

どんなメリットがあるか今更聞けない…という企業に向けて、公式LINEを始めるメリットを解説します。公式LINEの便利な機能や始め方についても、あわせてご紹介します。

いまさら聞けない?公式LINEとは?

LINEは、個人間でメッセージをやり取りできる対話型のSNSです。LINEを使うには、アカウントを作成する必要があります。

個人が使用するアカウントとは異なる、ビジネスを目的に企業が作成するアカウントが「LINE公式アカウント」です。そんなLINE公式アカウントで企業の「公式LINE」を運営することで、簡単に多くのユーザーとつながりコミュニケーションを取れるようになります。

公式LINEのさまざまな機能

個人のLINEとは異なり、公式LINEにはビジネスに利用できる次のような便利な機能があります。

メッセージの配信

LINE公式アカウントを友だち登録したユーザーに、メッセージを一斉配信できます。動画も添付したり、情報に関係のある詳細情報を公式サイトでチェックできるように誘導したりもできます。

トークルーム上でのチャット

チャット機能を利用して、ユーザーと直接コミュニケーションが取れます。

自動応答メッセージ

ユーザーとのチャットにおいて、返信をAIが自動的に行ってくれる機能もあります。ユーザーにとっても、返信を待つことなくすぐに返答があるので便利です。

クーポン、抽選

LINEのメッセージでクーポンを配信できます。このクーポンは、友だち登録時に配布したり期間限定で配布したりと、さまざまな配布方法が考えられるでしょう。また、抽選機能を使えば、イベントや懸賞などで当選者を抽選で選ぶこともできます。

リッチメニュー


→【工務店様 実例】

トーク画面の下部にメインメニューのボタンを固定できる機能です。このボタンの項目は自由に決められます。「予約」ボタンや「問い合わせ」ボタン、「店舗情報」ボタンなど、さまざまなメニューを表示できます。

ショップカード

商品を購入したり来店したりして貯められるポイントがある場合、紙のポイントカードではいちいち出し入れしたり忘れてしまったりと、面倒なことが多いものです。そんなポイントカードを公式LINE上で作成でき、ポイント管理ができるのです。企業側もポイントカードの作成費がかからないので、コストダウンできます。

LINE VOOM

ショートムービーを投稿できるLINE VOOMは、友だち登録しているユーザーから「いいね」やシェアをしてもらえるだけでなく、「おすすめ動画」としてフォロワー以外の目に触れる機会もあります。

ポスター

友だち登録してもらうきっかけとなるポスターを、管理画面経由で無料ダウンロードできます。ポスターにはQRコードが掲載されていて、希望者が簡単に友だち登録できるようになっています。

企業が公式LINEを始めるメリットとは?

ここからは、企業が公式LINEを始める6つのメリットを紹介します。

圧倒的に多くのユーザーにリーチできる!

コミュニケーションのプラットフォームはさまざまありますが、LINEは何を隠そう国内ユーザー数が第1位のSNSです。

国内におけるアクティブユーザー数は、約9,300万人を超えていて(2023年9月現在)日本の人口の70%をカバーしていることになり、他のSNSを圧倒しています。生活インフラとしても定着しているLINEは、10代・20代の若年層だけでなく60代以上のシニア世代にも幅広くユーザーがいること、男女比もほぼ同率(女性52.8%、男性47.2%)であることも特徴です。

このように圧倒的に多くのユーザーを擁するLINEは、使い慣れているユーザーも多いので友だち登録してもらえる確率も高く、年代を問わず多くのユーザーにアプローチできるのが最大の魅力となっています。

開封率&即時性が高い!

メッセージをダイレクトに送れるツールとしてメルマガも従来から利用されていますが、メルマガの開封率はご存知でしょうか。何と、10%程度だと言われています。つまり90%は読まれずに破棄されるか、他のメールに未読のまま埋もれているか、迷惑メールに分類されてしまっているかなどしているというわけです。

一方で公式LINEからのメッセージは、開封率約60%を誇ります。しかも、2割はメッセージを受け取ってすぐに開封されているというから驚きです。さらに約5割は3時間から6時間で開封、約8割がその日中に開封していることが分かっています。

また、LINEのメッセージはプッシュ機能で通知できるのも公式LINEの強みです。当日のみ使用可能なクーポンやタイムセールのお知らせなどを通知する場合、メルマガでは期日中にチェックしてもらえない可能性が多々あります。メールを受信してから開封するまでの時間が約5時間なのに対し、LINEは10分以内に開封されるというデータもあります。即時性の高さもLINEの大きな強みだと言えるでしょう。

簡単に無料で始められる

LINE公式アカウントを作成するには、料金はかからず無料で始められます。送信したいメッセージの通数によっては有料プランにする必要がありますが、有料プランと無料プランの違いは、送れるメッセージの通数だけです。無料でも有料と同じく全ての機能が利用できます。

さらにLINE公式アカウントの作成は、数分あれば完了します。まずは無料で始めて様子を見て、必要なら有料プランにグレードアップすることも可能です。

1対1でのやり取りも簡単!

公式LINEは、「チャットコマース」に最適なツールだと言われています。

チャットコマースとは、企業とのチャットを通して商品またはサービスを購入することを指します。具体的には、スマホで企業のウェブサイトにアクセスし、チャット機能を利用して商品・サービスについて問い合わせしたり購入についての相談をしたりして、注文も行う流れです。

大きな企業のECサイトでも、近年はチャット機能で1対1のやり取りを行い、質問などを受け付けています。1対1のパーソナルなやり取りでユーザーのニーズに応じていかないと、売り上げアップはなかなか難しい時代に突入しているのです。公式LINEなら、1対1でのチャットも気軽に対応できます。

気軽に友だち登録をしてもらえる!

メルマガを登録してもらうには、メールアドレスや氏名を入力してもらう必要があり、途中で離脱される可能性も高いのが現状です。その点LINEなら、公式LINEを友だち検索してもらい友だち追加すれば完了します。この間、1分もかからないでしょう。

しかもLINEユーザーは実生活でもLINE交換をする際に友だち登録の作業を行っていて、慣れてもいるはずです。気軽に友だち登録をしてもらえるのは、公式LINEならではの強みです。

集客に使える機能が満載!


→【飲食店様 実例】

新製品やセール情報を一斉メッセージで送信したりクーポンを配布したりするだけでなく、ショップカードやポイントカードとして使えたり、個別チャットでカスタマーサポートや予約受付ができたりもします。

多くの顧客に一斉に働きかけられると同時に、個別の顧客に対しきめ細やかな接客ができるのが公式LINEのメリットです。顧客と双方向のコミュニケーションを取り続けることで、リピーターの獲得や顧客満足度をアップさせることも大いに期待できます。

公式LINEの始め方

ここからは、公式LINEの始め方について順を追って解説します。

LINE公式アカウントのアプリをダウンロード

まず「LINE公式アカウント」のアプリをダウンロードし、LINE公式サイト「LINE for Business」の「LINE公式アカウントを始める」を開きます。

LINE公式アカウントを作成する

ビジネス向けのLINEの共通認識IDである、「LINEビジネスID」を作成します。作成方法は、2種類あります。個人のLINEアカウントから登録をするか、社内メールなどのメールアドレスから登録するかです。

ログインする

管理画面でログインをすると、公式LINEアカウントの作成画面に移動します。アカウント情報やユーザー名、業種など必須事項を入力し、確認が取れたら完了です。

アカウントの基本設定

9項目の基本情報を登録します。「紹介文」「営業時間」「予算」「電話番号」「ウェブサイト」「予約」「支払方法」「設備」「住所」の9項目です。

来店する際の手掛かりになる情報ばかりなので正確に記載するのはもちろん、変更があった際には速やかに公式LINE上の情報も変更するようにしましょう。

紹介文は30文字以内です。商品やサービス、店の特徴などについて、短い文で把握してもらえるような文章になるよう工夫する必要があります。

プロフィールの設定

プロフィールの設定では、「チャット内の背景画像」や「フォロワー数の表示の可否」、「ボタン」や「背景色」、「友だち追加ボタンの色」が設定できます。

中でも「ボタン」の設定は重要です。ボタンの種類は「トーク」「投稿(LINE VOOM)」「通話」「クーポン」「ショップカード」「位置情報」「サービスページ」「予約」の8種類あり、その中から3つが選択できます。

使ってもらいたいボタンを選んで設定しましょう。たとえば美容院などで予約を促したいなら「予約」ボタン、物販や飲食店なら「クーポン」ボタンなどが有効です。

あいさつメッセージの設定

「あいさつメッセージ」とは、友だち登録してくれたユーザーに対して最初に送信されるメッセージのことです。テキストだけでなく、画像や動画、スタンプなども送れるので、友だち登録してくれたユーザーに好印象を与えられるようなメッセージを設定しましょう。

メッセージ配信

ホーム画面から「メッセージ配信」を選択し、画面右上の「作成」ボタンから新規メッセージを作成してメッセージが正確に送信できるかのテスト送信をしてみます。社員の個人アカウントなどから公式LINEを友だち登録し、テスト送信してみるのがおすすめです。

公式LINEの注意点やデメリットも知っておこう

ビジネスに大いに役立つ公式LINEですが、次のようなデメリットについても知ったうえで導入するようにしましょう。

ライバルが多い

企業の公式アカウントは、今や30万以上あると言われています。他社の配信よりもさらに魅力がないと、なかなかユーザーを多く引き付けるのは難しいでしょう。クーポンやきめ細やかなカスタマーサービス、オリジナリティある投稿などで独自性を確立するには、多少のスキルが必要です。

ブロックされてしまう可能性もある

不要なメルマガが迷惑メールに振り分けられてしまうように、公式LINEもブロックされてしまってはメッセージを閲覧してもらえません。

配信が多すぎる、内容が不快、内容が薄い、配信される時間帯が迷惑、などブロックされる原因はさまざまです。ユーザーにとって有益な内容を配信するとともに、配信のタイミングや量も考慮する必要があります。

送信できる文字数に制限がある

一斉送信できるメッセージは、1つの吹き出しにつき500文字という制限があります。伝えたいことを文字制限内で効果的に伝える工夫をしましょう。

テキストだけでなく、改行や絵文字、記号なども文字数にカウントされてしまいますが、絵文字や改行などが全くない投稿は読みづらく、最後まで読んでもらえない可能性もあります。簡潔な文章を心掛け、絵文字や改行、記号なども交えて興味を引きましょう。

アカウント停止になると顧客情報が消えてしまう

利用規約に反した場合、アカウントが停止されてしまうことがあります。アカウントが停止される際には事前に連絡はなく、突然アカウントが削除される危険性があるでしょう。

アダルト系の内容やアフィリエイトを含む内容のアカウントは停止されてしまうことが多々あります。アカウントは、削除されるともう二度と復活できません。その際に多くの友だち登録者を集めていた場合、その顧客情報は全て消えてしまうのです。大きな損害となるので、細心の注意を払いましょう。

友だちを増やす必要がある

友だちを積極的に増やさなければ、有益な投稿をしたとしても効果が得られません。ホームページやTwitterなど他のSNS上で公式LINEの情報を掲載したり、友だち登録キャンペーンを展開して新規の友だちを増やしたりしていきましょう。

ただし、友だちが増えるほどメッセージの通数も増えるので、有料プランを契約する必要が出てくるかもしれません。月に15,000通までなら月額5,000円、45,000通までなら月額15,000円かかります。多くメッセージを送れば効果があるというわけではないので、有益な投稿を効果的に配信するように心がけましょう。

LINEチャットを活用するポイント

ユーザーと1対1でやり取りができる「LINEチャット」は、他のSNSにはない公式LINEの魅力です。そこで、LINEチャットを活用するためのポイントを伝授します。

LINEチャットでやり取りできることを周知する

LINEチャットでユーザーと会話をするには、ユーザー側から先にメッセージを送ってもらう必要があります。そこで、LINEチャットで予約や問い合わせを受け付けていることを周知する必要があります。

友だち登録後に最初に送信する「あいさつメッセージ」で説明したり、リッチメニューに「予約・問い合わせ」のボタンを設置したりするのがおすすめです。

社内での運用ルールを明確にする

ユーザーからの問い合わせの多さによっては、担当者1人で対応するのは現実的ではない場合もあるでしょう。複数で返信の担当をする場合には、社内でのルールを明確にしておく櫃王があります。

たとえば「返信は〇分以内にする」「問い合わせへの返答だけでなくあいさつ文も入れる」「ユーザーは『〇〇様』と呼ぶ」など、細かな点まで打ち合わせましょう。

まとめ

人口の約70%をカバーしていると言われるLINEを使えば、より多くの集客が見込めます。多くのユーザーに対して一斉にメッセージが送れるだけでなく、1対1でのコミュニケーションも取れる点が公式LINEのメリットです。

ただし、公式LINEを運用する中で、ブロックされてしまったりアカウントが停止になってしまったりする恐れもあります。ルールなどをしっかり守り、運用する必要があります。

効果的な運用方法で友だち登録者数を増やし、集客につなげていきましょう。また、社内での運用ルールを定め、効率的な使い方をしていきましょう。

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