SNS戦略

【2023年最新版】SNSマーケティングの裏ワザ & 戦略テクニックをご紹介!

SNSは、どんな企業においてもその影響力から無視できない存在となっています。しかし、自社のサービスや商品をSNSを活用して知名度を高めたいと考えても、どのSNSが合っているのか、費用対効果の高いSNSはどれなのかはなかなかわからないものです。

SNSの重要性は理解していても活用の仕方に悩んでいる企業は少なくありません。他社のやり方をそのまま真似ても、残念ながら成功することは少ないのがSNSマーケティングです。今回は、SNSマーケティングの成功に効果的なテクニックや戦略の立て方について解説します。

※本記事は2024年7月24日以前に執筆されたものであり、SNSのX(エックス)をTwitter(ツイッター)と記載しています。

SNSマーケティングの必要性

スマートフォンが普及するのに合わせてSNSの利用者も増加し、いまやスマートフォンの利用時間の大部分をSNSの利用に使っているという方も少なくありません。ここでは、SNSマーケティングの必要性、重要性について解説します。

スマートフォン・SNSの利用率の高さ

SNSマーケティングが重要である理由は、スマートフォンの利用者の増加およびSNSの利用率の高さにあります。

総務省のデータでは令和4年のスマートフォン利用率は77.3%、SNS利用率(個人)は80%です。年齢層別の利用状況を見ると前年比でほとんどの年齢層において利用率が伸びており、13歳から19歳では92%、20歳から29歳では91.7%と、とくに若年層の利用率が高くなっています。

参考:https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/data/230529_1.pdf

消費行動の変化、複雑化

以前は広告・宣伝といえばテレビや新聞といったマスメディアを利用したものが中心でした。しかし、多くの人がスマートフォンを利用するようになった現在、テレビや新聞からSNSやインターネットに映ったため、時代に合わせて広告媒体も変える必要があります。

買い物の仕方もインターネット検索や広告だけでなく、SNSがきっかけというパターンが増加しています。スマートフォンでSNSを見ていてそのまま購入という流れが一般的になり、以前より購入までのスピードが速くなりました。購買に至るまでの行動が大きく変化したことがSNSマーケティングの重要性を高める要因の一つです。

検索にはGoogleを使うという方法が主流でしたが、現在は若年層を中心にSNSで検索して最新の情報を効率的に収集する人が増えています。企業もそれに応じてマーケティング手法を変化させなければなりません。

SNSマーケティングのテクニック

SNSマーケティングはどのような企業で取り入れると効果的なのか、またSNSのプラットフォーム別の特徴や、向いている企業や商品について解説します。

SNSマーケティングが必要な企業

ターゲットにしている年齢層のSNS利用率が高い企業は、SNSマーケティングは必須といえるでしょう。前述したように、とくに10代~30代はおよそ9割がSNSを利用していることから、よりSNSマーケティングに注力すべきです。

また口コミで魅力が伝わりやすい商品やサービスを扱う企業もSNSマーケティングとの相性がよいでしょう。例えばこれまでにない感触や見た目である、多くの人が持つ悩みを解決するような商品など人に知らせたくなるポイントがあるものです。SNSマーケティングによって口コミの仕組みを一旦作れば、新たな広告を打たなくても自然に集客できる可能性が高くなります。

ほかに、商品やサービスの販売がECサイトやランディングページなどインターネット中心である企業も、SNSマーケティングの効果が表れやすいでしょう。SNSからのユーザーは、購入した経験をSNSで共有する確率が高く、自然に広まっていく期待ができます。

SNSマーケティングのテクニック

SNSマーケティングのテクニックとして「広告」「インフルエンサーマーケティング」「アカウントの運用」「キャンペーン」「ソーシャルリスニング」があります。

SNS上の広告は年齢や性別だけでなく、これまでのエンゲージメントなどに基づいたターゲット設定ができるほか、テキストと画像や動画を組み合わせて配信できるなど宣伝効果の高い運用が可能です。各プラットフォームによって違いがあり、Twitterの場合はツイートの間に広告を入れられるしくみになっています。

インフルエンサーマーケティングは、SNSで多くのフォロワーがいるインフルエンサーとコラボレーションすることで、マーケティングにその影響力を利用する手法です。YouTuberやインスタグラマーと協力して商品を紹介してもらったり、一緒に商品を開発したりするといった方法があります。中には数百万人のファンがついているインフルエンサーもいるため、今やインフルエンサーマーケティングなしには企業の成長はないといってもいいでしょう。

SNS上で公式アカウントを設置して情報発信や、ユーザーとのコミュニケーションを行うのがアカウント運用です。一般的に公式サイトでは企業からの一方的な発信になりますが、SNSでは企業とユーザーの双方向のやりとりが可能です。企業はユーザーのリアルな反響を感じられ、ユーザーは企業に愛着や親近感がわき、ファンとなるでしょう。

SNS上でのキャンペーンはSNSでユーザーが参加できるイベントを開催して認知度を高め、集客につなげる手法です。具体的にはハッシュタグをつけた投稿を促したり、商品の写真を投稿するとプレゼントがもらえるといった企画例があります。

SNSキャンペーンではあるユーザーが参加すると、それを見たフォロワーも影響を受けキャンペーンに参加したりその商品を購入したりする可能性があります。キャンペーンが話題になることも多く、新製品がでたときなどより多くの人に知ってもらいたい場合におすすめの手法です。

ソーシャルリスニングはSNSを通じてユーザーの声を収集・分析し、マーケティングに活用します。SNSではユーザーの本音、本当の感想を見つけられます。ソーシャルリスニングではこうした感想を探し出し、マーケティングに活かしていきましょう。ツイート内容やインスタグラムでの投稿を調査し、実際にユーザーがどう感じているのかをつかみます。ソーシャルリスニングで得た気づきを次に役立てるようにします。

SNSのプラットフォーム別特徴

SNSのプラットフォームはそれぞれ向いている企業や商品、サービスが異なります。より効果的なSNSマーケティングを実践するために、どのような特徴があるのか詳しく見てみましょう。

Twitter

Twitter(ツイッター)はリツイート機能があり、拡散力が強い、リアルタイムの情報収集に強い、ユーザーの年齢層が幅広いという特徴があります。テキストのみのため写真や動画を準備しなくてもよく気軽にできる点も魅力です。ただし、フォロワーが増えるまではコンスタントに投稿する必要があり、効果が出るまでにはある程度時間がかかること、内容によって炎上することも覚えておく必要があります。

Instagram

Instagram(インスタグラム)は写真や動画がメインのため、ユーザーの目に留まりやすくビジュアルで魅力を伝えられるプラットフォームです。とくに利用者の多い20代~30代の女性がターゲット層の場合中心となることが多いでしょう。ハッシュタグを利用するとフォロワー以外のユーザーの集客も見込めます。

InstagramはTwitterに比べリツイートのような機能がない分、拡散力が弱い面がある、ユーザーが欲しくなるような画像や動画にする必要があるといったデメリットもあります。しかしインスタライブにすればユーザーと直接つながれる、ビジネスアカウントではアクセス解析もできるなどInstagramにしかない機能もあるため、特長を活かした運用を考えましょう。

TikTok

TikTok(ティックトック)は15秒〜最大10分までの短い動画を投稿できます。ユーザー層は中高生を中心とした若年層で、Z世代向けにSNSマーケティングでは外せないものです。TikTokは動画の編集が簡単にでき、オリジナルの動画を使ったプロモーションに向いています。

TikTokはフォロワー以外でも動画を見られるため、10代~20代向けのトレンド商品を多くの人に知ってもらうには最適のツールでしょう。ただし、注目を集めるためには企画力や目を引くビジュアルであることが必要であること、ターゲット層の年齢が高い場合は向かないことを理解しておきましょう。

Facebook

Facebookは TwitterやInstagramと異なり、原則実名での登録が必要です。そのため、実際の友人・知人、仕事上の関係者とつながることが可能です。またユーザー層が30代〜50代と高めで、特定の太いつながりがあるユーザーの集まりがあります。

SNSマーケティングでは、特定のグループ内で認知度を上げる場合や商材の販売に活用されるケースが多いでしょう。他のSNSよりもビジネス的な側面が強く、イベント・セミナーの告知や広報に利用している企業も多数あり、信頼できる情報を発信する場として使われています。

また、Facebook広告はターゲットに直接知らせたい告知がある場合などに利用すると、高い宣伝効果を得られるとされているため、うまく活用していきましょう。

LINE

LINEは若年層からシニアまで幅広い年齢層がコミュニケーションアプリとして利用しているため、活用すれば多くの注目を集めることが可能です。また公式アカウントを設置すれば、ユーザーと友だちとしてつながれるというメリットがあります。

TwitterやInstagramの公式アカウントとの違いは、チャットボットによってユーザーとチャットできる機能があり、コミュニケーションを取りながら関係を築ける点です。

YouTube

YouTubeは動画配信のプラットフォームですが、チャンネル登録をしてフォローするとコメントなどで交流できることからSNSとしての機能もあります。テレビの影響力が小さくなる中コロナ禍以降、YouTubeのユーザー数は伸びており、動画を利用する場合は第一に考えるべきプラットフォームでしょう。

YouTubeは他のSNSよりも長時間の動画が投稿できるメリットがあります。企業がこれを活かすには再生数を伸ばすだけではなく、ブランディングや購買、集客へつながる設計がされている動画を準備する必要があります。

SNSマーケティング(アカウント運用)の戦略

ここでは、実際にSNSマーケティング(アカウント運用)に必要な戦略の立て方について解説します。

目的・目標を明確にする

なぜ、SNSマーケティングが必要なのか、SNSを活用することで何を達成するのかなど目的や目標を明確にしましょう。目的や目標はすべての基本となり、ターゲットや投稿の内容がこれによって決まるため重要です。

たとえば、ブランディング・企業の認知度を高める・集客・売上といったものが目標・目的として多く挙げられます。この時点で現状の課題を数字やデータにまとめておけば、SNSマーケティングによる効果が出たかどうかの検証がしやすくなるでしょう。

ターゲット層を設定する

SNSマーケティングでどんな人物を対象にするのかを設定しましょう。年齢や性別など事細かに決定することがユーザー視点でのニーズを予測でき、その層に響くアプローチ方法や商品、サービスを生み出すヒントになります。

もしSNS運用担当者が異動などで変わることがあっても、ターゲットの人物像が決まっていれば内容がぶれることも少なくなるでしょう。これまでのユーザーの情報などを参考に細かい人物設定をしておくことをおすすめします。

競合のSNSを調査する

ライバルとなる他社のSNSを見てどのような活用をしているのか調査します。競合の調査は効率的な自社アカウント運営に欠かせません。

画像や動画などの投稿内容や広告、どれくらいの頻度で更新しているのか、いいねの数などを参考にして良い点や改善したほうがいい点などを考えてみましょう。参考になりそうなものがない場合、方向性やターゲットが近いアカウントがないか調べてみましょう。

SNSを選定する

前述のとおりSNSはプラットフォームによって特色があります。目的やターゲット、商品やサービスに合ったSNSを選択しましょう。

KPIの設定

SNSマーケティングの効果があるのか検証のために、KPI( Key Performance Indicator :重要業績評価指標。 目標を達成のために重要な数値)を決めます。SNSマーケティングのKPIではフォロワー数やインプレッション数(広告やコンテンツが表示された回数)、エンゲージメント数(いいねなどの数)、コンバージョン数(購入や成約数)などが使われることが多いでしょう。

投稿の頻度と内容を決定する

投稿はどれくらいの頻度でするのか、また内容について検討します。運用開始当初は、更新を多めにする方がよいでしょう。内容は設定したターゲットの役に立つ・興味がありそうな内容にする必要があります。

注意したいのは、宣伝色が強い投稿ばかりするとユーザーに拒否感を持たれることがあるという点です。基本的にはユーザーとのコミュニケーションや情報発信を中心に投稿します。

SNSマーケティングの成功法

企業がSNSマーケティングを成功させ、目的や目標を達成するにはいくつかのポイントがあります。

適したSNSを選択する

前述したようにそれぞれのSNSで特徴があり、ユーザーの年齢層も異なります。成功するには自社のサービスや商品に合ったSNSを選定して運用することが必要です。また複数のSNSを運用する場合、目的・ターゲットに合わせてどのSNSを優先していくかを決めましょう。

運用ルールを厳格にする

SNSは正しく使えば効果の高いツールです。しかし、運用を失敗するといわゆる「炎上」してしまう可能性もあります。イメージアップや宣伝のためにしているSNSが炎上してしまっては本末転倒です。SNSの影響力は想像以上に大きく、成功すれば宣伝効果が大きいものの、マイナスに働いた場合多大な傷を負うことになります。投稿に関するルールを決め、できればマニュアル化しておけば担当者が変わった場合でも安心です。

ユーザーが共感する投稿をする

SNSはユーザーが有益だと思った場合、リツイートやいいねによって拡散されていきます。ユーザーに響かない情報は拡散されづらいため、それぞれのSNSの持つ特徴を理解し、購買や行動に影響を与えるような内容にしなければなりません。

さらに、従来の広告のように一方的に宣伝するのではなく、コミュニケーションを図れるものにすること、注目されるためにユーザーの興味を引く投稿にする工夫が必要です。

SNS専任担当者を置く

SNSアカウントはできれば複数人で担当するのがよいでしょう。SNSマーケティングはコンテンツを制作したり、返信や効果が出ているかの分析をしたりなど業務は多岐にわたるため、担当者が一人、あるいは他の業務と兼任の場合こなせなくなる可能性が高くなります。チームで分業体制にして滞りなくSNS運用をすすめましょう。

SNS担当者がいない、運用がうまくいかない場合は「SNS代行サービス」を利用する方法もあります。

SNS運用ツールを導入する

SNSマーケティングを長期間実施するには、SNS分析ツールの導入が欠かせません。SNS管理ツールやソーシャルリスニングツールなどの導入により運用を効率化できるようになります。SNSマーケティングをはじめる際にはこういった分析ツールの導入を検討するのがおすすめです。

定期的に効果測定を行う

SNSマーケティングでは定期的に効果があるのか測定し、戦略の見直しを繰り返す必要があります。ユーザーの生の声、正直な感想を集め、見直しを繰り返しユーザーの視点からコンテンツの修正を続けていくことが大切です。

まとめ

SNSの影響力が大きくなった現在、SNSマーケティングの必要性は高まりつつあります。SNSマーケティングを効果的に進めるには戦略を練る必要があります。

SNSマーケティングのテクニックには広告やインフルエンサーとの協業、ソーシャルリスニングといったものがありますが、代表的なのがアカウント運用です。アカウント運用ではSNSのプラットフォームごとの特徴やユーザー層を理解し、どのSNSが自社の商品やサービスに適しているかを慎重に検討しましょう。

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