Instagramは、国内での利用者が3,000万人を超え、全世界では約15億人規模の巨大なソーシャルメディアです。その影響力は計り知れず、「いいね」が多い投稿はユーザーが消費行動を起こすきっかけにもなるため、より多くの「いいね」の獲得が求められています。
ここでは、インスタで「いいね」を増やす方法やメリット・考え方・注意点などについて、詳しく解説していきましょう。
インスタで「いいね」を増やす利点とは?
インスタで「いいね」を増やすことは、なんとなく良いことと認識されていますが、「いいね」を増やすことの具体的なメリットとしては、以下のことが考えられます。
ブランドの認知が拡大していく
まず、インスタでの「いいね」が増えていくことによって、ブランドが認知されやすいというメリットが挙げられます。ブランドが認知されることで見込みユーザーが増えたり、消費行動に至るユーザーが増えたりしやすくなります。
そのため、インスタの「いいね」で認知されることは、選んでもらう選択肢になれるため、最終的にはリピーターやファンの獲得に結びつくと考えられるでしょう。
未開拓ユーザーとの接点ができる
「いいね」が増えると、自社の投稿を見たことがないという人達にも、人気投稿として見てもらえることがあります。そのため、今までに自社ブランドのジャンルに興味の無かったユーザーにも、リーチすることが可能です。もちろん「いいね」だけでなく、投稿の保存数やアカウントのフォロワー数なども、人気投稿になるうえで重要なことですが、「いいね」数を軽視はできません。
バンドワゴン効果によってファンが増える
行動心理学では、たくさんの人が選択肢として選んでいるものを選択したくなるという心理を、バンドワゴン効果といいます。これをインスタに置き換えると、「いいね」の多い投稿には、更に「いいね」が増えることになります。多くの人は、意思決定の際に他の人が選んだものを選びやすくなるため、「いいね」が多い投稿にはファンがつきやすくなるのです。
インスタで「いいね」を増やしたいときの考え方
「いいね」を増やすためには、「いいね」が増える仕組みも知っておくと効果的な改善が望めます。ここでは、「いいね」を増やすための考え方についてみていきましょう。
フォロワーが増えれば「いいね」の数も増加する
基本的なことですが、フォロワーが増えれば増えるほど、投稿がユーザーの目に触れる機会が多くなります。フォロワーを増やすには、質の良い投稿を続けていくことが基本です。それ以外にも、ユーザーに対する「いいね」やコメント返信、リフォローなどが挙げられます。
アカウントのイメージや雰囲気づくりにこだわる
一定したファンや「いいね」の数を増やすには、アカウントのイメージや雰囲気の統一が重要です。投稿に対して「いいね」した人が、アカウントのページを見ているとき、投稿内容が一貫していないとユーザーが期待しているメリットとズレがおきてしまい、ページからの離脱率が高くなってしまいます。そのため、「いいね」した人がアカウントから得られるメリットを感じやすくするために一貫した投稿内容を心がけましょう。
インスタで「いいね」を多く獲得する工夫とは?
ここからは、具体的に「いいね」を増やすための工夫についてみていきましょう。
伝えたいことが分かりやすい画像を投稿することを意識する
インスタでの投稿で最も重要視されているのは、惹きつけられる画像投稿です。写真は文字に比べ、伝達できる情報量が非常に多いため、よく考えて写真を投稿しないと、何を伝えたいのか分からない投稿になってしまいます。そのため、投稿ごとの伝えたいテーマをきちんと把握し、それに適した魅力的な画像を用意することが肝心です。
投稿した内容に関するハッシュタグを5個以上つける
ハッシュタグを付けると、その投稿がハッシュタグごとにカテゴリに分けられて、検索されやすくなります。そのため、つけたハッシュタグについて、興味のあるユーザーが投稿をみつけやすくなることによって「いいね」の増加が見込めるでしょう。
また、たとえば自社ブランドの製品名をハッシュタグに用いたら、その製品を使ったユーザーも真似をして同じハッシュタグを付けてくれることによって、認知が広まるという効果も考えられます。
ジオタグを投稿に入れると地元のファンの「いいね」が見込める
ジオタグは、投稿に追加できる位置情報としてのデータのことをいいます。ジオタグを付けると、その住所付近のエリアに関連のあるユーザーにリーチしやすくなります。
地元に密着した個人店のインスタなどでは、効果が高く、近隣であれば実際に店舗へ訪れることも容易です。一般のユーザーが、ジオタグを使うと住所特定などの問題もありますが、それが問題なければ非常に有効な方法になります。
投稿した内容をストーリーでも投稿をする
利用している人達の中には、ストーリーしか利用しないという人もいます。そのため、フィード投稿だけでは、「いいね」が増えないことも少なくありません。フィード投稿だけでなくストーリーでも投稿することで、ストーリーしか見ないユーザーにも働きかけることが可能です。
定期的に投稿をしていく
質の良い投稿はもちろん大切ですが、どんなに良いサービスや商品でも認知してもらえなかったら、消費行動には移ってもらえません。そのため、まずは認知してもらえるように、2〜3日に一度は投稿するのがおすすめです。ザイアンス効果といって、繰り返し、目にすればするほど好意が増し、印象がよくなるという効果も期待できます。
インスタで「いいね」を増やしたい時に注意をすること
上記のように、さまざまな「いいね」を増やす方法や工夫があります。しかし、インスタに投稿する際には、注意しなければならないこともあります。
「いいね」の自動ツールはアカウントが凍結するおそれがある
ユーザーが自社ブランドに関連した投稿をしていたり、自社の投稿に対するコメントに「いいね」をしたりすると、ファンになりやすいことが分かっています。そのため、自動で「いいね」してくれるツールなどを利用するアカウントも多いのですが、これはインスタでは規約違反になります。そのため、アカウントの凍結を防ぐには、自動ツールなどに頼らずに「いいね」・フォロー・コメントをすることが大切です。
投稿する時間帯によっては閲覧数が減る可能性がある
インスタは、閲覧数の多い時間があるため、閲覧数の少ない時間帯に投稿してしまうと「いいね」が思うように増えないことがあります。そのため、通勤時間の7〜8時とお昼休みの12時前後、仕事が終わってゆっくりとスマホが眺められる20〜22時頃に投稿するのがおすすめです。
まとめ
「いいね」を増やすためには、投稿の質を上げてフォロワーを増やすことはもちろん、投稿の仕方を工夫することでも効果があります。たとえばハッシュタグを上手く活用して、同じカテゴリ内での見込み客を増やしたり、ジオタグで物理的に距離の近いユーザーが消費行動に移る可能性を上げたりできます。また、フィードに投稿した内容をストーリーに投稿することで、一部の未開拓ユーザーを引き込むことも可能になるでしょう。
インスタの「いいね」を増やして認知度を高めることで、既存のファンはもちろん、今まで接点のなかったユーザーにも働きかけることが可能になります。また、行動心理学的にも、「いいね」が多ければ多いほど、ブランドに関する信頼度を高める傾向があることも分かっています。「いいね」の獲得は、マーケティングにおいて非常に重要です。そのため、積極的にインスタの運営方法を学ぶことは、ブランドの認知度向上や集客に役立つでしょう。