「お店のアピールのためにInstagramを活用しているけれどもフォロワーが伸びない…」このような悩みを抱えていませんか?何をやってもフォロワーが増えないと、Instagramを続けて意味があるのかと思ってしまうでしょう。
しかし、Instagramのフォロワーが伸びないのには原因があります。ここでその原因とどう改善すればいいか、そのコツについて詳しくご紹介します。
フォロワーが増えない原因
フォロワーが増えない原因はいくつか考えられます。その中でも主要な要因についてピックアップしましたので、以下の原因で心当たりのあるものはないかまずはチェックしてください。
やみくもに投稿している
毎日投稿していても、やみくもだとなかなか結果につながりません。インスタ投稿する際にはどんな人に見てほしいか、具体的なターゲットを決めていく必要があります。
性別や年齢、職業などペルソナを想定して投稿しないと軸がぶれてしまいます。見ている人にとっては「何について投稿しているアカウントなの?」と思ってしまいます。自分にとって興味のあるアカウントでなければ、フォロワーにはなってくれません。
押し付けになっている
キャンペーン情報やお店のおすすめ商品など、自分たちの提供したい情報だけを投稿しているとなかなかフォロワーは伸びません。
ユーザーは自分にとってためになる、役立つ情報が投稿されていないとフォロワーにはなってくれません。もし自分の伝えたい情報だけを押し付けているようなインスタの運用であれば、見直す必要が出てきます。
プロフィールが不明確
インスタのユーザーは興味のありそうなアカウントを見つけると、まずはプロフィールをチェックする傾向が見られます。ところがプロフィールの情報が不十分・不明確だと興味がなくなって、そのアカウントから離脱してしまいます。もしプロフィールの情報が不足しているようであれば、より詳しい情報を登録しましょう。これだけでも、フォロワー数を伸ばすことは十分可能です。
プロフィールを充実させるにはいくつかポイントがあります。まずはアカウント名です。アイコンのすぐ下のところに太文字で表示されるので、ユーザーの目に留まりやすくなります。企業名や店名でも構いませんが、プラスアルファ何か特徴や強みも加えるといいでしょう。たとえばカフェの場合「店名|ソイラテのおいしいお店」のような感じです。
また自己紹介欄は最大150文字まで入力できます。自己紹介欄ではどんな人のアカウントか、どのような情報を発信しているのかを記述しましょう。ここでおすすめなのは長文でダラダラ書くのではなく、箇条書きにする方法です。1文ごとに改行されることで、ユーザーも見やすくなります。
投稿頻度が不適切
投稿頻度が不適切だと、なかなかフォローしてもらえません。少なすぎるのはもちろんNGですが、多すぎるのもフォロワーが伸び悩む要因の一つです。
頻繁に投稿すればいいと思っている人もいますが、多すぎると内容が単調になったり、伝えたいと思っている情報がほかの投稿に埋もれてしまったりします。多すぎず、少なすぎずの投稿を心がけましょう。Instagramの場合、1~2日に1回くらいのペースの投稿が適切といわれています。
ハッシュタグの付け方が不適切
インスタに投稿する際にハッシュタグをつけているでしょうが、そのワードが不適切だとそのアカウントはなかなか見てもらえません。ハッシュタグとビッグワードの組み合わせは検索されやすいかもしれません。しかし該当する投稿数も多いので、上位表示されるのは至難の業です。そこで別のハッシュタグを活用しましょう。
たとえばカフェを営んでいるお店の場合「#カフェ」で投稿されがちです。しかし#カフェの場合、数千万件の投稿がヒットするでしょう。そこでたとえば「#池袋のカフェ」とか「#おいしいソイラテ」のようなワードにすれば、投稿数はかなり絞り込まれます。すると上位表示の可能性も高まり、より多くのユーザーの目に留まりやすくなるわけです。
リアクションしていない
Instagramのフォロワーを増やすためには、ただ情報発信すればいいという話ではありません。他のアカウントにアクセスして、「いいね!」やフォローをつけていくことも大事です。
そうすれば、「いいね!」やフォローをした先のアカウントのユーザーが皆さんのアカウントに興味を持って、見てくれる可能性が出てきます。その結果、向こうもこちら側のアカウントをフォローしてくれる可能性もあります。
フォロワーが1万人以下のようなまだフォロワーが多くないアカウントの場合、自分からほかのアカウントに歩み寄る姿勢が求められるでしょう。
シャドウバンされている
シャドウバンされていると、フォロワーは伸びません。シャドウバンとは、ハッシュタグの検索機能で投稿が非表示にされることです。これではいくらハッシュタグをつけて投稿しても、検索結果に表示されません。よってほとんどの人の目に留まらない投稿している形になってしまいます。
シャドウバンされるのは、ハッシュタグのしようが不適切と運営側に思われているからです。ハッシュタグを使いまわしている、投稿とは無関係のハッシュタグを使っている、好ましくないハッシュタグを使用しているとシャドウバンされる恐れがあります。
アクティブユーザーが獲得できていない
アクティブユーザーを獲得できていないと、フォロワーはなかなか伸びません。アクティブユーザーとは、一定以上の頻度でInstagramを利用している人のことです。アクティブユーザーを獲得できないと、フォロワーが伸びないばかりか、フォロワー満足度の低いアカウントと運営側から判断されるデメリットもあります。
アクティブユーザーを獲得するには、インスタのストーリー機能やライブ機能を活用してください。ストーリー機能とは24時間で消える投稿のことで、スタンプやフィルターなどデコレーションできるので利用しているユーザーも少なくありません。ライブ機能とはリアルタイムで動画配信できる機能のことです。この2つの機能を駆使することで、ファンを増やしていけます。
Instagramのフォロワーを増やすためのコツを解説
Instagramのフォロワーが伸びない原因が分かったところで、どうすればフォロワーを増やせるのか、そのコツについて紹介します。誰でも今すぐに始められるポイントを中心に解説しますので、さっそく自分のアカウントにも導入してみてください。
ハッシュタグを活用する
インスタ投稿の基本中の基本といえます。投稿にハッシュタグをつければ、ユーザーがそのアカウントを見つけやすくできるからです。ただやみくもにハッシュタグをつけても、なかなかフォロワー数は伸びません。どんなワードを使うかもポイントになります。
そのためには自分がしばしば投稿しているジャンルの人気投稿のハッシュタグをチェックしましょう。カフェであれば、ほかの人気のカフェアカウントの投稿を分析してみましょう。
またビッグワードではなく、ミドルワードやスモールワードを活用するのもおすすめです。たとえば「#カフェ」であれば数千万件の投稿がヒットすると紹介しました。しかしこれを「#池袋のカフェ」のような地名と組み合わせることで投稿数をかなり絞り込めます。具体的なハッシュタグにすることで、特定の領域で関心のあるユーザーにピンポイントでアピールできます。
「#池袋のカフェ」と検索している人は今実際に池袋にいるか、これから池袋に立ち寄ろうと思っている方の可能性が高いでしょう。そんな人に自分のアカウントを見つけてもらえればフォロワーになってくれるだけでなく、お店に来てくれるかもしれないわけで売り上げアップも期待できます。
投稿時間を見直す
投稿頻度を適切にするだけでなく、投稿時間も見直してみましょう。アクティブユーザーの少ない時間帯にあえて投稿するのがおすすめの手法です。
というのもアクティブユーザーが多いと投稿数も多くなって、せっかく投稿しても他のものに埋もれてしまって、ユーザーの目に留まりにくくなります。そこで投稿数の少ない時間帯を狙って投稿するわけです。
投稿数が多くなるのは、一般的には17~22時といわれています。この時間はあえて避け、アクティブユーザーの少なくなる早朝の6~7時ごろに投稿してみましょう。
Instagramには予約投稿という機能があります。あらかじめ投稿内容を登録しておき、時間を指定すればその時間帯に自動的に投稿する機能です。「朝早くは起きられない…」といった方でも予約投稿機能を使えば、早朝投稿も可能です。
投稿ツールの積極活用
「アクティブユーザーが獲得できていない」の項目でも紹介したように、Instagramの機能をどんどん活用することも有効な対策の一つです。ストーリーやライブのほかにも動画投稿の可能なリール機能など、インスタにはツールが結構充実しています。
複数のツールを活用することで、「このアカウントはアクティブだ」と認知してもらえます。その結果、フォローされやすくなるでしょう。また単純にツールを動員することで、ユーザーの目に留まりやすくなります。
マメなコミュニケーションを心がける
フォロワーがついてくれれば、彼らとマメにコミュニケーションをとるように努めることもさらなるフォロワー獲得のために必要なことです。もし投稿してコメントが付いたら、そのコメントにできる限り返信しましょう。またストーリーには質問機能も付いています。こちらを駆使して、フォロワーと交流を図ることも有効です。
ただ受けるだけでなく、こちらからも積極的に動いていきましょう。双方向のコミュニケーションのできるInstagramを有効活用してください。
いいね!やコメントを積極的に行う
自分が投稿するだけでなく、ほかのアカウントに積極的にアプローチするのもフォロワーを増やすためのコツです。まだフォロワー数の少ないアカウントはほかのアカウントと交流することで、自分のことを相手に知ってもらえます。自分と似たようなジャンル、自分が提供しているジャンルに興味のありそうなアカウントを見つけましょう。
そしていいね!やコメントすると、自分のことを相手に認識してもらえます。しかしいいね!をむやみやたらに残すとアクションブロックされるので、ほどほどにしておきましょう。アクションブロックされると、何もできない状態になってしまうからです。
リールの有効活用
Instagramにはリール機能があります。こちらは最長60秒の動画シェア機能です。尺こそ短いものですが、エフェクトの充実しているのが特色です。音楽なども入れられるので、ストーリーズよりも作り方によってはより強い訴求力を持たせることも可能と言えるでしょう。
リール昨日は一般的な投稿と比較して、発見欄に表示されやすいのがメリットです。つまりより多くのユーザーの目に留まりやすく、拡散力に優れています。これまでフォローしてこなかったユーザーの目にも止まりやすくなるので、フォロワーを伸ばす効果が期待できます。
Instagram運用で売り上げを伸ばすコツ
Instagramを運用してフォロワーを増やすのは最終的な目的ではないでしょう。店のアカウントの場合フォロワーを伸ばして集客力を高め、売り上げアップにつなげるのが究極の目標のはずです。ではInstagramから売り上げアップにつなげるためにやるべき施策についてみていきます。
導線を意識しよう
Instagramから売り上げにつなげるためには、導線レイアウトを考えましょう。たとえばInstagramからLPに導線することで、売上を伸ばすアプローチが考えられます。ここで何度か紹介しているカフェの例をピックアップすると、投稿の最後にお店のおすすめメニューとその魅力に関してアピールする画像を設置します。
とくにリードを獲得できている投稿の導線には力を入れるべきです。導線を意識した投稿を心がけることで、3カ月後には月々の売上が三桁に届いたという実例もあるほどです。
インスタライブの実施
インスタライブの実施はフォロワーを伸ばす効果があると紹介しました。しかしフォロワーだけでなく、売上アップにも貢献するポテンシャルを有しています。たとえばカフェの場合、お店で提供しているメニューの作り方や実際に味わって感想を述べるライブ配信を行ったとします。
日常的にライブ配信すれば、お店のメニューに関する情報をダイレクトにユーザーにアピールできるのです。その結果「ちょっとお店に行ってみようか?」と思う人も出てくるかもしれません。
とあるダイエット系アカウントでダイエット商品の魅力をライブ配信でアピールしました。そのうえでLPへの導線を紹介する画像もアカウント内に設置することで、月間100万人ものユーザーにPRすることに成功した実例もあるほどです。
他のツールの導入
他のツールとコラボすることで、相乗効果により売り上げを伸ばした実例があります。ネットで紹介されていた事例として、チャットボットを絡めた施策が挙げられていました。
従来のインスタの場合、閲覧からCVにつなげるためにはまずユーザーは投稿を閲覧します。続いてアカウントのプロフィールに移行してもらいます。そのうえでサービスリンクをクリックしなければなりません。3段階の工程を経る必要があります。
そこでチャットボットです。チャットボットを利用すれば、特定のコメントが投稿されるとあらかじめ登録しておいたリンクや文章を送信できます。つまりアカウントのプロフィールに移行する手間がなくなります。商品やサービスに興味のあるユーザーにピンポイントで、サービスリンクのURLをメッセージ出来るわけです。
チャットボットと組み合わせた事例では、以前と比較してCVが10倍も増加したといいます。さらにフォロワーも伸び、増加ペースが22倍程度にまでアップしたそうです。このようにほかに利用できるツールはないか、模索してみるといいでしょう。
まとめ
SNSを使って自分のお店をアピールすることは、現在では定着したマーケティング戦略の1つです。とくにInstagramは、画像をメインに投稿できるため、ユーザーへの訴求力が高いと言えます。しかし、せっかくアカウントを開設しても、誰の目にも止まらなければ意味がありません。
そのため、フォロワーを増やすことが重要です。フォロワーが増えれば、投稿がより多くの人の目に止まるようになり、売り上げにつながる可能性が高くなります。ここで紹介したフォロワーが伸びない原因の中で、心当たりのあるものがあれば検討し、改善すべき点があれば速やかに改善していきましょう。そうすれば、Instagramが思いもしなかった売上アップに貢献してくれるかもしれません。
以上のように、SNSを使ったマーケティングは、お店の集客力を高めるための有効な手段です。とくにInstagramは、画像をメインに投稿できるため、ユーザーへの訴求力が高いと言えます。ただし、フォロワーを増やすことが重要であり、フォロワーが伸びない原因を検討し、改善することが必要です。