WEB戦略

【2023年版】コレ意識すればHPは変わる!企業HPの最新トレンド11選

会社HPのリニューアルを考えたときに、いったいどのようなデザインにすればより多くの人に見てもらえるのかわからなくなってしまった、という経験はありませんか。

企業HPのトレンドは、時代の流れとともにどんどん変化していっています。スマートフォンを一人一台持っているのが当たり前になった今、企業HPは、会社のPRや広告媒体として、重要度の高い集客方法となっています。

そこで今回は、企業HPのデザインを考えるうえで欠かせないUXについてのお話と、2023年の最新トレンドについてお話していきたいと思います。

UXとは?

UXとは、「User Experience」の略称です。HPを閲覧することで、ユーザーが受け取る印象や体験といった顧客体験のことを指します。

このUXの質を高めることで、顧客満足度が高まり、企業HPの目的である会社PRや集客の効果を向上させることができます。逆に、UXの質が低いHPであれば、すぐにユーザーが離脱してしまい、企業PRや集客につながらない、といった結果になります。

近年のインターネットの使用目的の動向

UXは、時代の流れとともにその内容が変わっていくものです。そのため、時代に合わせてUXを考えていく必要があります。

近年では、スマートフォンを一人一台持つのが当たり前になったのに加えて、コロナ禍に伴い、家で過ごす時間が増えたことで、一日の時間のうち、スマートフォンやPCに触れている時間が飛躍的に増えています。

ホームページの活用範囲の拡大

ほんの十数年前までは、情報を得る手段の多くが、TVや本、雑誌などでした。しかし今情報を得るのにテレビも本も必要ありません。

手元にあるスマートフォン一台で検索をかければすべて解決できるのが当たり前な時代となり、そのことは多くの人の共通認識になっています。こういった流れもあり、いま企業PRや集客を行う場合、TVや本などよりも企業HPなどのインターネットを介した方法で行う、という企業が多くなっています。

企業HPと実店舗運営の違い

企業HPについてあまり関心のない方だと、HPに力を入れるよりも、実店舗運営にお金や労力などのコストを投入すべきではないか、と疑問に思う方もおられるかもしれません。

もちろん、実店舗経営をないがしろにすべきではないですが、今や企業HPは、実店舗運営と同等かそれ以上の重要度を占めるものとなりつつあります。

先ほどご説明したように、スマートフォンを通して常にインターネットにつながっているユーザーが増えたことで、どこのお店に行くにもまずはインターネットで調べるというユーザーがほとんどです。お店や会社を検索してHPにたどりついたときに、魅力が伝わらなければ来店されることはありません。

実店舗の場合だと、せっかくお店の前まで来たから、という理由で来店してもらうこともできますが、ことインターネットにおいては、物理的な距離は問題になりません。

そのため、ユーザーの興味を引けなければ1秒程度で企業HPから去ってしまい、その後そのユーザーが再びHPを訪れることはほとんどありません。

企業HPのメリット

企業HPを活用する一番のメリットは、ほぼすべての人が使用する媒体であるため、媒体によってユーザー層を絞ることが少ないということです。テレビや本、雑誌などももちろん企業PRや集客方法として良いものではありますが、最近ではTVをみる人の数が減少しており、本や雑誌を買う人は限られているため、どうしてもユーザーの層が偏ってしまいます。

また、インターネット上に物理的な距離は問題ではないので、世界中のユーザーが自由にあなたのHPを閲覧することができます。そのため、UXの質の高い企業HPを作成することができれば、非常にコストパフォーマンスの高いWEBマーケティングと言えるでしょう。

企業HPのデメリット

多くのユーザーが使用している媒体として、インターネット上のHPというのはとても有用ではありますが、一方で気を付けるべき点もあります。それは、気軽に訪れることのできる媒体だからこそ、簡単にHPからの離脱もされてしまうということです。

たとえば、どこかお店を探していて見つけたHPが、ただ会社概要やお店の住所をつらつらと記載してあるだけのものだったとしたら、そのお店に実際に行ってみたいと思うでしょうか。

ユーザーが企業HPをみて実際にお店に行きたくなるのは、HPにユーザーが求めている情報が得られて、ワクワクするような場合においてです。このワクワク感こそが質の高いUXの証なのです。

2023年・HPデザインの5つのトレンド

ここまで、企業HPにおけるUXや、HPを活用したWEBマーケティングの重要性についてお話していきました。ここからは、2023年最新のHPデザインのトレンドについて紹介していきます。

インクルーシブデザイン

インクルーシブデザインとは、今までHPデザインをする上であまり考慮されてこなかった障がいのある方や外国人、高齢者などの方々を考慮したデザインのことをいいます。

今日ではHPデザインに限らず、誰でも使用できるユニバーサルデザインがトレンドです。また、日本では少子高齢化が進み、今後ますます高齢者の数が増えてくることが予想されます。また、日本に訪れる外国人の数もだんだんと増えてきていることもあり、企業HPに訪れるユーザーの割合を考えても、インクルーシブデザインのHPは今後さらに需要が高まっていくデザインといえます。

ただし、気を付けていただきたいのが、これは障がいのある方や外国人、高齢者の方々に特化したデザインを作るというわけではないということです。このデザインの狙いは、こういった方々にHPデザインの段階で参画してもらい、彼らの視点を取り入れることで、今まで思いもよらなかったデザインアイディアを生み出すことが目的です。

キャッチコピーで印象付けるデザイン

多くのHPでは、さまざまな画像や動画を配置していますが、このデザインの場合には、画像や動画などを全く使わずに、文字だけでインパクトを伝えます。このデザインのメリットとしては、企業HP用の画像や動画を撮影・編集するなどの手間がかからずコストも少なく抑えることができる点です。

そのため、キャッチコピーを主としたデザインを採用する方には、企業HPで発生するコストを極力抑えたい企業や、フリーランスなどの個人事業主などに好まれるデザインです。一方で、画像や動画を使用せずに文字だけでインパクトを与えなければならないので、印象に残るキャッチコピーを考えるという労力を考えると、画像や動画を使用した王道デザインに比べてハードルが高い方法ともいえます。

One Pageで構成されたデザイン

One Pageで構成されたデザインとは、文字通り、1ページにHPの内容を凝縮したデザインのことを言います。一般的なHPデザインだと、メニューがいくつもあり、欲しい情報がありそうな項目を選択していき、目的のページまでたどり着く、という構成が多いと思います。

しかし、情報であふれているインターネットの世界で、ひとつの情報のために多くの時間を使うユーザーは多くありません。そこでページの変遷を極限まで減らして、ユーザーが一つのページで目的の情報にたどり着けるようにデザインされているのがこのOne Pageのデザインです。

企業HPからの離脱を防止するには、少しでも早く、目的の情報がHPにあるということをユーザーに気づいてもらう必要があります。余計な情報をそぎ落とし、効率的にデザインを考えた先にたどり着いたのが、一つのページにすべての情報を集約する、というこのデザインです。

グラデーションのあるデザイン

グラデーションのあるデザインは前から用いられているものですが、最近ではグラデーションにバリエーションが増えており、質感のあるデザインや粒上感のあるものも増えています。インターネット上のHPにもかかわらず、リアルな紙のように見えるページや、どこか懐かしい雰囲気を出すことができるので、インターネットにあまり慣れていない人にも安心感を与えることができます。

インタラクティブコンテンツデザイン

インタラクティブコンテンツデザインとは、HPに訪れたユーザーがそのページ上で入力や操作などを行い、ユーザーごとに異なる表示をするという動的なデザインのことです。

企業HPでよく使用される例としては、サービスや商品購入などの見積もりをHP上で手軽に取ることができるというものです。通常企業HPを訪れた場合にはユーザーは受け身になることが多い中で、こういったユーザーが主体となれるHPというのはユーザーのニーズを満たしやすくUXの質の高いHPを作ることができます。

これはHPデザインに限った話ではなく、新人研修の際に、従来のような受動的なものではなく、新入社員が能動的に研修に参加するというアクティブラーニングを採用している企業が増えていることからも、能動的な行動をすることで、興味関心が高まる、ということが明らかになってきています。

2023年人気のHPデザイン6選

ここからは、企業HPによく採用されており、今なお人気のHPデザインの紹介をしていきます。

ヒーローイメージに頼らないデザイン

今まで王道のHPデザインというのは、大きくインパクトのある画像を使用するというものでした。企業の雰囲気や特色を出すのにインパクトのある画像というのはデザインイメージがつきやすいため、長年企業HPのデザインとして親しまれてきました。しかし、王道であるがゆえに、他のHPとの差別化が難しく、多くのHPの中に埋もれてしまうこともしばしばあります。

そこでここ最近人気が出てきているHPデザインが画像に頼らないデザインです。画像に頼らない、という点だけ見ると、キャッチコピーで印象付けるデザインと同様に見えますが、実際のHPの見た目の印象は大きく異なります。先ほど説明させていただいたキャッチコピーを用いてのデザインのメインはその文字の意味についてのインパクトです。

一方で、ヒーローイメージに頼らないデザインは、文字のタイポグラフィや配色を工夫することで企業の特色を表現するデザイン方法です。両者の差は、文字の意味を重視するか、文字の装飾を重視するかの違いにあります。どちらも企業ごとに異なる個性を演出できる点で、他の企業HPに埋もれてしまう可能性が低いという利点があります。

タイポグラフィを用いたデザイン

タイポグラフィとは、文字のフォントを読みやすくし、その文字を配置することで一つのデザインを作る手法をいいます。どんなに魅力的な文章がHPに書かれていたとしても、読みづらいフォントや、背景色と文字の色があっておらず、読みづらいHPであれば、ユーザーの離脱率が増えてしまいます。

そこで、タイポグラフィを活用しHPをみる際のストレスを軽減し、同時にデザイン性も高めることができます。

中でも近年人気が高まっているのが、大きいサイズのタイポグラフィを利用した企業HPです。大きいサイズのタイポグラフィは、インパクトが強く印象に残りやすい上に、企業独自のユニークさも演出できます。

一方で、タイポグラフィは文字とそのフォント等の装飾を主としたデザインであるため、装飾を工夫しなければ、簡素なイメージのHPになる可能性があり、逆に印象が薄くなってしまうため注意が必要です。

インタラクティブフォントのデザイン

上記のタイポグラフィを用いたデザインの応用的な活用方法になりますが、大きなタイポグラフィのフォントに動的な変化を加えるデザインを、インタラクティブフォントといいます。

たとえば、タイポグラフィの文字にカーソルを合わせるとフォントや文字の大きさが変更される、というようなデザインが良く使用されています。ユーザーの操作によってHPの画面が動くというのはインパクトが大きく印象に残りやすいものです。インパクトが大きければHPからの離脱率も低下するので、企業HPで伝えたいことをユーザーに伝えやすくなります。

水平スクロールデザイン

水平スクロールデザインとは、一般的な、上下にスクロールしてページをめくる方式ではなく、左右にスクロールすることでページをめくるという方式のデザインです。

このデザインの利点としては、企業HP上でのストーリーをより印象付けることができることです。横に長い一つの画像などを左右にスクロールしながら読むことができるので、ユーザーはよりHPの世界観に没頭することができます。

ただ、左右にスクロールするのに適したコンテンツはあまり多くはないので、水平スクロールデザインを活用できる場面は限定されてしまいます。

イマジナリーマルチレイヤー

イマジナリーマルチレイヤーとは、限られたHPのエリアを有効活用するため、コンテンツをいくつも重ねたレイアウトをいいます。わかりやすいたとえでいうと、いくつも重ねられた写真を一枚一枚めくっていくようにコンテンツをスクロールするイメージです。

このデザインであれば、ページを上下にスクロールしてユーザーが欲しい情報を探しに行く必要がなく、より直感的に操作することができます。日ごろスマートフォンでの操作に慣れているようなユーザーの場合には、違和感なく操作することができるので安心感を印象付けやすいデザインと言えるでしょう。

ダークモードデザイン

ダークモードデザインとは、黒を基調としたデザインのことをいい、文字の色には反転色の白を使用します。通常の背景色が白のHPと比べて、シックでモダンな印象を与えることができます。

ダークモードはデザイン面での印象以外にも、背景色が白の場合と比べて目が疲れにくいことや、スマートフォンやPCの光量を少なくすることができるためバッテリーの消費を抑える効果もあります。

健康面や充電持ちに効果があることから、HPデザインだけではなく、スマートフォンの設定などでも採用されているデザインです。一方で、ダークモードデザインは、ただ背景を黒にすれば魅力的な印象になるというわけではないため、フォントや配色、レイアウトなどを慎重に考える必要があります。

まとめ

今回は2023年の企業HPデザインのトレンドについてお話していきました。

HPデザインのトレンドは刻一刻と変化していきます。現状運用している企業HPがあるという方も、一度HPデザインを見直してみることをおすすめします。数年前にトレンドだったHPデザインが今ではまったくユーザーのニーズを満たさなくなってしまった、という例は、枚挙にいとまがありません。

少し前までは、企業HPというのは、ただ企業の情報を載せておくためだけの媒体でした。それが近年では、企業の情報から集客、顧客満足度に至る分野にまでニーズが広がってきていることには驚くばかりです。

これからの時代は、ユーザーが企業を知るきっかけの多くは企業HPとなっていくでしょう。企業HPに訪れたユーザーが、一人でも多くあなたの会社に興味を持ってもらえるように、ぜひ一度自社のHPの見直しを検討してみてください。

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